「住宅の品質確保に関する法律」が施行され、建物に生じるひび割れは設計者、施工者に及ぶこととなったが、有害とは言えない微細なひび割れまでもが問題視され、避けがたいひび割れまで施工者の責任とすれば、経済的な建設は困難になる。
本書は、「どうしてひび割れが入るのか?」「どのような原因で入るのか?」といった原因の理解に重点を置いていたこれまでの図書と異なり、初期ひび割れの対策に重点を置き、「ひび割れの予防」「ひび割れの予測」「ひび割れの無害化」などの視点から取りまとめた。設計、製造、施工などに携わる技術者が実務に活かせる実務書。
著者:十河茂幸・河野広隆 編著
体裁:B5判 128ページ
定価:2,750円(税込)
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<主な内容>
第1章 初期ひび割れの種類
第2章 施工・施工管理でひび割れを防ぐ
第3章 温度応力によるひび割れを防ぐ
第4章 乾燥によるひび割れを防ぐ
第5章 ひび割れ対策のコストを考慮する
資料編